寺之内通千本西入る平屋の京町家

Kamigyo-ku, Kyoto

寺之内通千本西入る平屋の京町家

Status
成約済
Address
京都市上京区
Access
市バス/千本上立売・徒歩約4分
京福電車北野線/北野白梅町駅・徒歩約18分

西陣地域のど真ん中にある「平屋」の京町家。
七本松通と千本通の間の、小さな道のさらに奥。京都の「道」にはだいたい「○○通」と名前がついているのですが、この家が建っているのはそんな名前もない小さな道。住所も、京都では普通「西入」「東入」もしくは「上る」「下る」だけでは表現されるはずが、それでは表現しきれず、なんと「西入下がる」と東西上下の両方ついている!京都人でもちょっとびっくりの珍しい場所です。小さな道の両側にはずらりと町家が並び、軒先に置かれた鉢植えが街並みに彩りを添えています。住んでいる人しかほとんど歩くことがなく、のんびり穏やかな雰囲気は、誰も知らない秘密の場所を見つけてしまったような、ちょっとわくわくした気持ちにさせてくれます。

この家の特徴は、なんと言っても広い間口。奥へ長い敷地が一般的な京都で、平屋の家で15m超の間口はなんとも貴重。というのも、そもそもは2軒の小さな町家だったのを、前のオーナー様が、「工場」と「居住スペース」を合体させて使っていたため。陽射しをたっぷり浴びて立つ姿は、平屋とは思えない佇まいです。

「工場」というのは、コウジョウではなくコウバと読み、この辺りでは西陣織の機織り工場のことを指します。京都では職住一体の形式が発展しており、家の中に工場がある織屋建(オリヤダテ)町家は、西陣地域だけの特殊な構造の京町家。今では数少なくなった機織り工場も、この界隈ではまだ現役で、あちこちからガッシャガッシャとリズミカルな音が聞こえてきます。

建物は内部解体を終了しており、高い天井と大きな梁を自分の目で確認ことができます。織屋建町家は、室内に機織機を置くために天井が高く取られているのが利点。この家は少なくとも3m以上はありそうです。

間仕切り壁をや柱による制約を受けにくい平屋はリノベーションにお勧めの建物です。例えば2階建の建物なら、壁や柱をむやみに取り払ったりすることができず、リノベーションで広い空間を取りたくても、構造上間取りに制約を受けるケースが多いですが、その点、平屋なら間取りに自由がききます。

2軒分の広い間取りは、3人家族のゆったり住まい、居住空間とオフィスや作業スペース、隣家も現役の機織り工場なので、音が出る作業をしたい方にもぴったり。シェアオフィス、シェアアトリエの運営なども面白そう。幼稚園もご近所で、家の前は車が通らない道なので、子育て世代にもおすすめです。高い天井にロフトを作ったりブランコをつるしてみたりと、子供も楽しい家になりそうですね。

千本通の商店街が近く、商店で会話を楽しみながらのお買い物も楽しい地域。
西陣の親しみやすい空気が好きな方はぜひ。