中立売通浄福寺西入の京町家

Kamigyo-ku, Kyoto

中立売通浄福寺西入の京町家

Status
成約済
Address
京都市上京区
Access
地下鉄烏丸線/今出川駅・徒歩約22分
京福電車北野線/白梅町駅・徒歩約19分
市バス千本中立売停・徒歩約3分

場所は千本中立売(せんぼんなかだちうり)にある京町家。

もとは西陣織に携わる職人さんご一家が住まわれていた家で、西陣織の数ある職種の中でも「綜絖(そうこう)」といって、縦糸を上下に分けて横糸を通すための道を作る、という特殊な専門作業をこの家で行っていたそう。

階高から見ると建築は推定昭和初期頃。高く深い軒は、加敷(カシキ)造りという格式の高いデザインになっている。構造体は堅牢かつ立派なもので、一本一本の柱や構造材が太く、表の間には軒を支える剛健な腕木が見えるなど、見ていてとても安心感を感じる。

奥行きが浅い敷地の形状から、間取りはとても使いやすい。正方形に近いサイズのリビングは広く、アイランド型のキッチンも置けそうだ。うなぎの寝床の形状をした一般的な京都の町家では、リビングがどうしても縦長になるケースが多く、キッチンを壁際や別室に持ってこざるをえなかったりするのだが、この家ではそんな心配は無用だ。

2階はとても明るく開放的。
さらに開放的にするべく天井板を抜いたところ、屋根裏に大きな梁が出現した。2間を繋げた大空間は、ソファやベッドがいくつも並べられそうな広さ。高い天井に大きな完観葉植物、大きなスダンド型のフロアライト。最高の寝心地のベッドを置いて古い梁を仰ぎ見る、そんな憧れの寝室が叶いそう。もちろん、天然の大きな床柱を活かして和の空間に戻しても素敵な佇まいになりそうだ。

窓にはいい雰囲気の木製雨戸が戸袋ごと残されているのでアルミサッシで冬の隙間風を防ぎながら雨戸で風情を味わう、そんな暮らし方もよそさう。

奥の庭を屋根で囲い、部屋にしてしまっていることから現状は1階が少し暗くなっている。改装の工夫次第で明るさを取り戻せるので、次に暮らす人には、ぜひともこの家に明るい光を取り込んであげてほしい。

改装しても総額3000万円代半ばまでに収まり、住宅ローンも可、再建築も可という数少ない条件の京町家。

このサイズでこれほど力強く立派な造りの家は珍しい。ファミリーでしっかり長く暮らす家を探している、そんな方にぜひオススメしたい。