Shimogyo-ku, Kyoto
寺町高辻レトロタイルの京町家
京都一の繁華街「四条寺町」から、寺町通を南へ400mほど下がり、高辻通との交差点近く。古いタイルと三角屋根が目を引くレトロな外観の京町家。四条の南エリアは飲食店の増加が目覚ましいエリアで、この1年だけでも数えきれないほどのお店が新規オープンしている。本件のある寺町通、高辻通も、週末になると行列のできるお店が多数あり、人通りのある場所で路面の店舗をお探しの方には、まさにうってつけの物件。高辻通に面した本件は、信号待ちで車がちょうど停車する場所にあり、非常に目に留まりやすい立地。この交差点の一角だけレトロなタイル張りの建物が並んで残っており、建物の存在感は抜群だ。エイジングなどで作られたものではなく、素材からにじみ出たホンモノの味わいは、思わず誰もが目を留めてしまうほどの風格を漂わせている。ここにお店がオープンすれば、町のシンボル的存在になりそうだ。
玄関を入ると、足元に散りばめられているハチの巣形の小さなタイルに目を奪われる。道路に面した表の間は洋館風の造りで、朽ちたコンクリートの風情と、窓からの光を受けて輝く、くすんだタイルの組み合わせがなんとも素敵。小さな建物内には町家の伝統意匠である火袋と、広めの坪庭が残されており、都心部にありながら青空を望むことができる。味わいの出た土壁に、古い柱、鄙びたレンガなど、豊かな表情を持つ室内は、それだけで絵になる美しさだ。2階の天井には立派な丸太梁が入っており、そろったデザインの古い建具が愛らしい。広いテラスは南向きであたたかく、テーブルを置いてお茶も飲めそうだ。
建物は外壁と屋根の工事を終え、内部解体を終了している状態。改装は自由なので、この味わいを活かしつつ、ぜひ素敵なお店に甦らせてほしい。
嬉しいことに、ご相談が増えております。ゆっくりお話をさせていただくためにも、ご来社の際は、事前にご予約をいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。